モラトリアムな日々

しがない学生の雑記。

真夏の京都を楽しむ ~四日目~ 大文字山登山

四日目

いよいよ最終日です。

本日のメインは大文字山登山です。大文字山大文字焼きが行われる山です。

送り火が行われる火床からの景色が楽しみです。

AM 6:00

起床。身支度をします。

とりあえず、初っ端は南禅寺へ行きます。

南禅寺 (なんぜんじ)は、京都市左京区南禅寺福地町にある、臨済宗南禅寺派大本山の寺院である。山号は瑞龍山、寺号は詳しくは太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)である。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は亀山法皇、開山(初代住職)は無関普門(大明国師)。日本最初の勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつ。

南禅寺 - Wikipedia

 南禅寺水路閣が有名ですね。

 

AM 7:20

蹴上駅に到着。

ここから南禅寺までは目と鼻の先です。

 行く途中、地元の小学生とすれ違いました。夏休みの登校日かなんかでしょうか。

皆楽しそうに話をしていて懐かしい気分になります。

PM 7:27

水路閣に到着。

history

ここはあまりにも有名なスポットですよね。TVアニメ「けいおん!」のOPにも登場しましたし、ポスターの撮影などにもよく使われます。そのため、日中は多くの人で賑わいます。

無人水路閣を撮りたい、あるいはゆっくりと記念撮影をしたい、という方はやはり朝早くに訪れることをおすすめします。ほとんど人がいなかったので、ほぼ貸切状態で友人と記念撮影をしました。

南禅寺の境内にはたくさんの紅葉があります。秋はさぞ紅葉が綺麗なのでしょうね。

さて、これから大文字山登山のため山科駅に向かいます。

AM 8:00

山科駅に到着。

大文字山の登山ルートはいくつかあります。

今回上りは山科~毘沙門堂ルート、下りは銀閣寺ルートで行きました。

山科駅を降りて、北へ、毘沙門堂を目指します。

毘沙門堂までは緩やかな上り坂が続きます。もうこの時点で登山が始まっている感じです。

20分程でしょうか。毘沙門堂に到着しました。

DSCF9700

ここは紅葉のライトアップなどで秋にはとても賑わうと聞いたことがあります。今回は素通りします。

毘沙門堂を左に折れて道なりに進みます。

しばらく歩くと、舗装道が途絶え、本格的な登山道が現れます。

私達の他にも、何人か登山客と思しき人達がいたのですが、ここで私達の服装がいかに場違いであるかを痛感します。私は白Tシャツに短パン、友人は紺のシャツにチノパン。完全に街歩きの格好ですね。

そんなことを気にしつつ、山道を登っていきます。

道はなかなか険しかったです。汗でシャツがびっしょりと濡れてしまっています。

過去に行った方のブログを参考にして、山道を進んでいったのですが、現れるはずの矢印が一向に現れなくて非常に焦りました。

途中、不安になり引き返したのですが、さっき見た登山客の方が同じ方向に登ってきているので方向はこっちで合っているみたいです。

親切なことに、登山経験のあるおばちゃんが道を丁寧に教えてくださりました。そのおかげでなんとか山頂までの軌道に乗ることが出来ました。教えられたとおりにせっせと道を進んでいきます。

汗の量が流石に無視できないレベルになってきたので、座れそうな場所を見つけて小休止。すると先程のおばちゃんに再び会いました。

またまた親切なことに、アメちゃんとはちみつレモンをくれました。山好きに悪い人はいない、と誰かが言っていた気がしますが、どうやら本当のようです。

休憩を終え、再び山を登ります。

山頂までいくつか分岐がありましたが、迷うこと無く、無事に山頂に到着。

IMGP3322

ここから火床までそんなに距離無いみたいなので休憩せずに歩きます。

AM 11:40

着いたー。

IMGP3330

頂上から25分ほどで火床に到着。ここ火床の一番高い場所、つまり

の字のてっぺんです。京都の町が一望できます。中央を鴨川が流れ、手前には京都大学京都御所、西には京都タワーも見えました。右の階段を下っていくと、

IMGP3337

ここは

の字の真ん中ですね。

お弁当を食べているおじいさんや、記念撮影をしている人たち、ここは休憩場所としても利用されてるようです。

こんなに美しい景色を見ながらお弁当なんて、良いですねぇ~。

下の方を見ると地元の人が何やら送り火の消し炭を集めています。

聞いてみたところ、家内安全のお守りとして玄関に飾るのだとか。

なるほど、そういう使い方もあるのか、と感心しつつ下山します。

帰りは行きとは違って、ある程度道がしっかりしているので比較的歩きやすかったです。何人か登山客の方とすれ違いました。人の多さからして、どうやらこっちがメインルートのようですね。

しばらく下ると、あっという間に銀閣寺の脇に出ます。

a walking cupple

暫く進むと哲学の道に。

歩いている人がほとんど外国人なのに驚きます。日本の古都たる京都にいるのに、周りが外国人だらけなので、もう日本にいるんだか海外にいるんだか分からなくなりそうです。

そんなことを思いつつ、もうお昼時だし、そろそろどっかでご飯食べたいな~ということで、近くの「和田食堂」という定食屋さんに行きました。

 お店に入ると、ご主人と奥さんがテレビを眺めていました。甲子園がやっています。私達が入ると、少し慌てた様子で準備をしてくれました。邪魔しちゃってすいません。

なんとも自由な雰囲気に心が和みます。定食はどれも安価で、観光地らしくない価格設定に驚きつつ、私は焼肉定食、友人は生姜焼き定食を注文。

Untitled

 注文してから10分ほどで料理が運ばれてきました。

価格に見合わぬ量の多さです(笑) 外のあまりの暑さに食欲を削がれていたので、感触するのに少し時間がかかりましたが、なんとかすべて食べきりました。満腹です。

お腹も一杯で、どっかで休憩したいと思ったので、糺の森の「さるや」へ行くことに。ここから糺の森は結構距離ありますが、バスも混んでるだろうし、人混みよりは歩いた方が良いということで糺ノ森まで歩くことに。

今出川通りを京大方面に進みます。

案の定バス停には多くの外国人観光客が。道に広がって進路を塞いでいたので半ば強引に突破しました。この辺のマナーに関してはやはり思うところがありますね。

しばらく進むと百万遍の交差点に差し掛かります。

京都大学の学生が書いたと思われるユニークな看板がここから見えます。

交差点を鴨川方面に進みます。

DSCF9609

京都の通りにはおしゃれなお店が多いです。

加茂大橋の手前の信号を渡り、糺の森へ。

PM 3:40

さるやに到着。さるやは糺の森の中にあります。参拝客と思しき人達が多く見られます。喉が渇いたので、グリーンティーを注文しました。

DSCF9615

二日目の記事でグリーンティーと抹茶の違いを記述しましたが、やはりグリーンティーは甘かったです。

歩き疲れたのでゆっくり休憩します。

そういば、木々の下にライトアップ用の機材がたくさん並んでいたのを思い出します。どうやら今日から「糺の森の光の祭」というライトアップイベントがあるみたいです。

light-festival.team-lab.netせっかくだし見ておきたいな。ということで、この後はライトアップイベントを見ることにしました。開催時刻は18:00~なのでまだ時間があります。

私と友人はしばし別れ、各々時間を潰すことにしました。

鴨川沿いをなんの目的もなく歩きます。

ベンチに座ってくつろぐ老人、飛び石で遊ぶ子どもたち、飛び石を渡る様子を撮りあっているカップル、ギターの練習をしている若者。様々な人間がいます。やはりみんな憩いを求めてここに来るのですね。

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しばらく鴨川を眺めて時間を潰し、いい頃合いになったので再び糺の森へ向かいました。

PM 6:10

糺の森に到着。入り口には沢山の人がいます。。

まだ日が沈んでおらず、明るい状態だったのでまだ本格的なライトアップは始まっていません。暗くなるまで待ちました。

 

IMGP3415

しばらくすると、ライトアップの照明の光量が一気に増え、様々な色の光に照らされた森が暗闇に浮き出てきました。

木に近づくと、センサーが反応して照明の色が音と共に変わります。

red

赤く照らされていた紅葉が

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青になったり。

光と音に包まれた糺の森はなんとも幻想的でした。

PM 7:40

鴨川沿いでビールを買って友人と飲みました。

kamogawa at  blue moment

向かいの岸のきれいな眺めを見つつ飲むビールは、旅行最終日の夜にふさわしいものでした。

鴨川等間隔カップルもしっかり収める事ができたので満足です。

PM 8月:30

 やよい軒で夕食。毎度毎度お世話になってます。

PM11:00

 夜行バスに乗り、東京へ帰ります。

まとめ

 夏の京都は、めちゃくちゃ蒸し暑かったです。

去年行ったときも同じことを思いました。しかし、毎回行くたびに新しい発見があり、あぁ、あの時こんな写真を撮っておけばよかったなぁ~と帰ってくるたびに思います。京都の旅に満足するまで、私は京都に通い続けます。

次行くのは、秋でしょうか。

 

 

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