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モラトリアムな日々

しがない学生の雑記。

LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)を観てきたので感想とか

映画 音楽 レビュー

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はじめに

本年度のアカデミー賞、最多6部門を獲得した映画

LA LA LAND

でありますが、先日私も観て参りました。

そもそも、アカデミー賞といえば、年に一度、最も優秀な映画作品および俳優作品などに送られる最も栄誉ある映画賞でありますが、幾つかの部門に別れていて、全部で25部門(?)あるらしいです。

そのうちの6部門を獲得し、本年度のアカデミー賞最多受賞作品となっております。

近くの映画館で例によって例のごとく、極上音響上映があるというので、見に行ってきました。

 

普段、海外の作品はおろか、ミュージカル映画なんて全く観ない私でも思いっきり楽しむことが出来たので、感想をまとめていきたいと思います。

大雑把なストーリー

公開から間もないので、ネタバレは避けながら物語の概要を書いていきます。

この作品は、エマ・ストーンさん演じるミアと、ライアン・ゴズリングさん演じる売れないジャズピアニストセブ(セバスチャン)の恋を描いています。

ミアには女優になるという夢、セブにはジャズ喫茶(ジャズ・バー??)を開くという夢があります。

それぞれ別々の夢を持った二人の恋の行方はどうなるのか....

といった感じで、かなり分かりやすい物語になっています。

平日の昼間に放送されているドラマのようなドロドロとした人間関係も家族間の確執もありません。純粋なラブ・ストーリーです。

テーマが単純かつ明快ゆえ、年齢問わず誰の心にも響く内容ではないかと思います。

作品世界を大いに盛り上げる音楽

ダンス&シングのシークエンス

(ここから少ネタバレあり)

本作はミュージカル映画なので、当たり前のように歌とダンスのシーンが登場します。

 

 

これがホントに素晴らしかった。

 

まずOPのAnother Day Of Sunで一気に作品の世界に引き込まれます。

 

ん?なんか女の人が出てきたけど???

 

え?なんか歌いだした。。。え?どうしたのこの人??

 

ん?男の人も加わった。。。今度は踊りだした。。。

 

(2分後)

 

うおおおおおおお。なんだか楽しくなってきたぞ!!!

 

ミュージカル映画に疎いので、いきなり歌が始まる流れに置いていかれそうになりましたが、OPが終わった頃にはすっかり作品の世界に入り込んでいました。

舞台を遠目から眺めていたら、キャストから登壇を命じられ、終いにはキャストの一人になって一緒に踊ってしまう。みたいな感じで、一気に引き込まれていきます。

 

他にもこういったシーンが多く登場します。

 

特筆すべきは、作品中盤のミアとセブによるA Lovely Night

作品のキービジュアルにもなっているシーンです。

 

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二人の何気ないやり取りが次第にリズムを孕んでいき、ミュージカルシーンへと移っていきます。

バックに映える夜景と二人の軽快なステップ。もちろん、二方の歌声も素晴らしい。

なにも考えていなくてもただ見ているだけで楽しいです。

美しい夜景銀幕に舞う美男美女。スクリーンを見ているだけなのに体が満たされていきます。

 息を呑むライブシーン

ジョン・レジェンド氏演じるキースが率いるバンドのライブシーンで演奏されるStart A Fireもすごかったですね。

劇中ではセブに「変わった奴」と評されているキースでありますが、流石はグラミー賞10冠獲得した歌手といったところでライブのシーンでは素晴らしい歌声を聴けました。

 

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ジョン・レジェンド氏の歌声と、コーラス現代的なサウンドとが生み出すグルーブ感に打ちのめされます。

まだまだほかにも……

作品後半にも素晴らしいミュージカルシーンがギュッと詰まっていますが、全部書いてしまうと文量がとんでもないことになってしまうのでここまでにしておきます。

詳しくは言えませんが、作品後半のミアソロシーンは本当に凄かったです

 

ジャズの素晴らしさを感じる

同監督作品であるセッションリバイバル上映するというシネマシティの粋な計らいに便乗して、LA LA LANDの後に併せてセッションも見てきました。

両作品には共通して、

 

ジャズをもっと多くの人に楽しんでほしい

 

という監督の思いが込められていると感じました。

 

というのも、LA LA LANDセッションでは共通してジャズの未来が嘆かれているんですよね。「最近の若い人はジャズなんて聞かない」とか「ここ(ジャズ・バー)にいるのは老人ばかりだ」とか。

 セッションではジャズミュージックを題材にしていたましたが、LA LA LANDにもジャズシーンが多く登場します。

そのシーンも素晴らしく、ベースの唸りから、ドラムスのテンポ感溢れる打音トランペットの熱量サックスの音色等がとても心地よく、ずっと浸っていたくなります。

こんなに素晴らしいジャズですが、音楽という広いジャンルで考えたときに、ジャズというとかなり限られた人しか聞いていないような感じは確かにあります。

ジャズに全く興味の無い人少しでもジャズに興味を持ってくれたらいいなという思いが作品を通して伝わってきます。

その最たるものが、セブジャズへのこだわりではないでしょうか。

 

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セブミアと一緒に訪れたジャズ・バーで、ジャズの魅力について熱く語るシーンがありますが、これがほんとうに監督が伝えたい事なんじゃないかなって気がします。

二作品通じて、監督の一貫したジャズ哲学的なものを感じることができます。

LA LA LANDと併せて、セッションも観てみると作品をまた違った視点で楽しむことができるのではないでしょうか。

ちなみに、セッションの鬼教官、フレッチャー先生(J.Kシモンズ)も登場します。

 

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残念ながら今作ではフレッチャー先生のユーモア溢れる罵詈雑言は見れません(笑)

さいごに

作品に関する知識ゼロ、海外作品もほとんど見ない私がこんなにも楽しめたのはひとえに、本作が人間の感覚的な部分に訴えかける作品であるからだと思います。

スクリーンに流れる映像に感動して、素晴らしい音楽に心を打たれて、キャストの息を呑むような演技に一喜一憂して..........

ひたすら楽しくて、だけどどこか切なくて.....

感情を大きく揺さぶられる128分間でした。

こんな体験は後にも先にも出来ないかもしれません。

 

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

 
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